あるとき、彼の人が言ったのです.....
と.....なのでまた北海道に行くことにしました(死)。 塩水ウニなら札幌でも食べられないことはないのだが、 利尻昆布をたらふく食った蝦夷バフンウニを最高の状態で食べるには 利尻島に向かうのが最適 と判断して日程を組んだ。 ついでに去年行ったはいいが閉館時間過ぎてみられなかった小樽の裕次郎記念館もまわり、Twitterのフォロワーさんとも会う計画を立て、
という過密スケジュールをたてたのである。
今回 飛行機を乗り継いで利尻島まで直行 する予定を立てたのは、俺が 船酔い大王 であるから。稚内からフェリーで2時間弱とか拷問以外のナニモノでもないでしょう。
なんと北海道の天気が悪かった。 雨も降っているようで(文字通り)暗雲立ちこめる。飛行機は天候で簡単に飛ばなくなるし、今回は新千歳での乗り換えがあるのでドキドキでした。まあ幸いにも、ギリギリ曇りで持ちこたえたので利尻島に着くことができました。飛行機小さかった!
利尻島は....やはり曇り空でした(泣)でもめげないゾ....
空港でトヨ○レンタカーを借りようとしたら、フェリー乗り場の方にしかないらしく、普通に送迎してくれた。レンタカー料金は24時間で14000円。思わず 高い! と思ってしまったが、これが良く聞くと全然高くない。「ガス代の清算は...」→「あー燃料費込みなんで心配ないですよー」マジかよ?!「もしかしたら1,2時間超過してしまうかもしれないんですが」→「あー空港に止めたら鍵をクローブボックスに入れて乗り捨てていいですよ」という。 もちろん観光の要所案内もしてくれたし、俺が隣に目当ての海鮮居酒屋「磯焼亭」があることに気付き「少し(車を店頭に)止めておいていいですか?」と言うと「荷物もみておきますよ」と預かってくれた。過去の経験からト○レンはいろいろ厳格で融通が利かないという印象があったので、 なんとも島時間な感じに 衝撃を受けた。ここはきっと時間がゆっくり流れているんだ....
そうこうしている間に14時近くになり、 腹が減ってはいくさができぬと、磯焼亭さんへ。元々飲食店は、ここ鷺泊港と沓形に少しあるだけと調べがついているので、時間は有効につかいたい。
店内に入ってはみたものの...隣に座ってるスキンヘッドのおっちゃんたちが、昼間からビール飲みながらタバコをガンガンふかしてメチャクチャ煙い。いきなり俺のテンション大下降ブッコロス......(下をうつむきながら)
が、めげずに「利尻ラーメン」1300円と、「生うに丼」3200円を所望。
ガイドブックに乗っている写真のような豪華さではなかったけれど、海老に帆立にとろろ昆布にムール貝まで入って、そこからたっぷり出た魚介出汁が、薄い醤油スープと合わさって、えもいわれる美味さを醸し出していた。いや本当に マジ食い して彼の人に笑われたくらい。
生うに丼は.... バフンウニってこういう味するのかー って感じで、これも衝撃をうけましたね。うーあー、あの薬品臭さはやっぱミョウバンのためなんだね。採れたてウニは超濃厚でおいしかったです。まあ観光地価格だけど、利尻島まで来たら、このくらいの贅沢は許容範囲よね。
そうこうしている間に、彼の人は隣のスキンヘッドのおっさんたちと仲良くなってる?!どうも観光タクシーの運ちゃんで、夏の間だけ利尻島に来るんだってさ。でも話し込んでくれたおかげで、タバコが控えめになってくれてマジ助かった。
とにかく、ど真ん中に利尻富士と呼ばれる巨大な山がある島でした。車で1周60km弱なのだが 信号がフェリー乗り場前しかなく 異常に快適にドライブできた。でも相変わらず天気悪いのね。
映っているのは夕日ヶ丘展望台。とったのは セイコーマートの駐車場から(笑) いや、本当にセイコーマートがあって助かった。俺は忘れてきたiPhoneの車載用充電器を買いました。人口数千人の島にセイコーマートが3店もあるというのは、考えてみればすごいことだ。まさにライフライン。
1周800mほどの小さな沼。遊歩道が完備されていて簡単に回ることができた。知らない草花が生えていたが名前知らず(※注意:だいたいこんな感想しか言えないのはおっさんがインドアだからです)
一応、利尻島では 最大の 観光スポットであるはずのオタトマリ沼......天気の悪い夕方平日は閑散としてて、利尻亀一(店)もちょうど閉まるところだった。焦って万年雪ソフトをゲット。商売っけがないのか俺らが来てもガンガン撤収していた。せつない。
オタトマリ沼は、有名な北海道菓子の「白い恋人」のパッケージを撮影したところらしいが、この天気の悪さでは.....それでも本当に一瞬雲間から覗いた利尻富士を激写!
いやー...不安になるほど人がいないねえ....
ここではアザラシが飼われているようで、少し早く来れば餌もあげれたらしい。でも管理人も何もぜーんぜんいないんだけど大丈夫なのかね.....
........後でレシート見たらこんな名前だった直売所。昆布は東京価格知っているとマジ安く感じる。
おかみさんがとってもいい人で、昆布いっぱい買ったらおまけつけてくれた。しかし、店を後にして、冬はどうしてるんだろうなーという会話をしたのを覚えている。この島で少々のお金を落としていくのは、お金の使い方として全く無駄じゃないと思った。
麗峰湧水。利尻富士から湧き出た水が湧き出ているそうだが、道路脇にぽつんとカジュアルに存在するのでウケる。
試しに手持ちのお茶のボトルを捨てて汲んで飲んでみると 冷たくて美味い! 少し固い感じもするけど、そこらのボルヴィック(好きな人には失礼)より完成されてる感じがしました。
彼の人は早速大五郎系の焼酎のペットボトルに並々汲んでいた地元のご婦人と仲良くなり、これで「ご飯も炊くしコーヒー淹れるのよ特にコーヒーは最高よ」という情報をゲットしていた。
アイランドインリシリというホテルが今日の宿泊場所。今回の旅行の目的の一つは「一生分のウニを食おう」なので、ちょっと奮発してうにづくし懐石にしたのです。
全て利尻で穫れたバフンウニ。最初は美味い美味いって食ってたんだよね。特に土瓶蒸しはかなり贅沢な感じで胃袋に染み渡る。ミョウバン入りのじゃ臭くて飲めたもんじゃないだろう......
もう茶碗蒸しあたりでグッと来てたんだけど、この 天ぷらが大葉でウニを巻いて油で揚げる という グニュっ として どちゃあ とした食感でかなりギブアップ。もう残していいですよね?
という名言(?)が飛び出す始末。もうね.....でも考えてみれば贅沢な話。普段はウニなんて、ミョウバン漬けの紫ウニが、ちょこんと乗ってる回転寿司くらいしか食ったことない生活なのだから。
しかしウニ丼は完食した。やはりご飯と合わさると最強に美味いな。 まあしかし、
という言葉を自分に送ろう。
夜は飛行機の疲れもあって爆睡。