会場は新宿の某ホテルだそうで、前の職場に近いしこれなら迷わずにいける、と思ったら…。アレ、ホテルの受付にある催し物のところに名前がない。マズイ、日付か場所を間違えたか?!開始時刻までもう間もない、どうするか?!
…本館と新館を間違えていたようだ。
無事会場に辿り着くと、それやこれやの懐かしい顔が…あんまり来ていないぞ。私は研究室二期生なんですが、繋がりの深い一期生は2名、三期生は全滅、私の代も私以外全滅…。時の流れって残酷なのね。
マ、マァ気を取り直して、それでも教授をはじめ懐かしい面々と話をしたり。
会場には今の研究内容を紹介するポスターも貼られていたりしたのですが…。ウチらの時よりえらく進歩しているなぁ。話だと海外でも結構話題になった内容もあったということですし。私ももっと研究にのめり込めれば良かったのですが、いかんせん就職活動の方にウェイト置いてたとこありましたな。やっぱ研究は3年から始めるべきですよ、ウン。もしも(いないと思うけれど)これ読んでいる学生さんがいたら、卒研は大事にしましょう。あなたの論文が世界へ発信されるかも、いやあなたの代では無理でも、それを引き継いだ後輩がその役を担ってくれるかも、その時にはあなたの名前も論文に載るのです。
会場にはもうひとつ懐かしいものが。
「これは、研究室日誌ではないか!」所属学生が順番に毎日日誌を書いていたのでした。ずっと保存しておいてくれていたのね。読んでいくとあれやこれやの懐かしい思い出が…。
「今日は千葉まで野球に行ってきます」
…やってること変わらないような。書いている内容というか芸風も今のこの日記と同じだし…。
何て考えていると、学生時代からこの方10数年というものが、何であったのだろうかとふと思いつめてしまったり。感覚的には卒業してからまだ6~7年ぐらいしか経っていない思えるんですけど、既にその倍が経過していますんでね。よく充実した日々を送っていると月日が経つのを速く感じるといいますが、むしろ普通の半分ぐらいしか人生充実させてなかったんじゃないのだろうか、とかこのまま惰性で行ってしまっていいのか、とか考えていると…。
帰りの電車の中でちと落ち込んでしまった。