光速を超えた?ニュートリノの謎に迫る
「ニュートリノの速度を測ろう!」というテーマが院生の研究であったとは。確かに加速機が使えるようになったのは最近のことだとは思うが、まだ手垢が付いていないビッグなテーマは意外と転がっていそうである。
さて、今回の研究成果、まだミスである可能性は大いにあるが、一方では既に数多くの論文が発表されており、その中には相対製理論と矛盾せず説明できるという説もあると紹介されていた。
こりゃまた大変な宇宙論であるが、「完全にありえないことを取り除けば、残ったものは、いかにありそうにないことでも、事実に間違いない」とはかのシャーロックホームズの名言。実は宇宙の真実の姿に近づいているのかも知れない。
ともかく、他の機関による追試の結果を待とう。
しかし…最近とみに思うのだが、こういった科学に触れる者は誰もが「いつか人類は宇宙の全てを理解できるようになる」と考えていると思う。で、自分の事になるが以前は無意識のうちにその「いつか」に自分も立ち会えると(それが当然のように)思っていた気がする。
…年取ってくると段々とその「いつか」を自分は見ることができないんじゃないかという考えの割合が増えてきたような。