二年が経過した

 本日最後に2年前の土砂災害の現場を視察した。
 既に土砂は撤去されているが、当時の状況を伺うに思っていた以上に大規模なものであったことが実感された。
 写真でもわかると思うが、地層断面の下は溶岩が固まったもの、その上に火山灰といわゆる土壌が層をなしている。当日は押し寄せる雨雲が三原山にぶつかったところで雨を降らせ、結果1日で800mmという雨量を記録、この雨が染み込んだが水を通さない溶岩層の上に溜まり、結果その上が滑り落ちた、ということだそうだ。
 こちらの構造物は本来は噴火の際に溶岩をせき止める為の施設であったが、結果としてここで土砂を相当量受け止め、島の中心である元町地区の被害を軽減させることができたそうだ。
 改めて現場を見ることの重要性を確認させられた

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