前日は横浜までバームクーヘンを14個とりにいって。今日は3時起きして彼の人の実家へ。さらにあちらの家の車に同乗して新潟まで向かうのです。
.....関越、スキーに行くときには良く利用したが風景をきちんと見るのはあまりなかった気がする(笑) たいてい深夜移動だったからな。
秋葉原辺りにあればなんてことない雑居ビルなんだろうが、 周辺未だに田んぼばかりなところに建ってると場違い感が甚だしいな。 成金趣味が考えることはわからんね.......
高速乗っているときもプレハブと呼ぶにはデカ過ぎる「まいたけ工場」が沢山あって、米以外の産業ではかなり大きなウェイトを占めているのではないかと思われる。マジどうでもいいことだが。
ほどなくして、最初の目的地へ到着。妙齢の女性がお出迎え。 おみやげのバームクーヘンを渡した後で聞いたのだが、 最初親戚だと勘違いしていた彼女は、お父様の同級生の家(同級生...?しかも女性...?) いつも早めに着いて朝食をごちそうになるのだとか(朝食....?ぶっちゃけ他人の家じゃん...?)産まれも育ちも横浜で田舎の風習を知らぬ俺にはなかなかに不可解也。
茄子の炒め煮、キュウリと塩コブの佃煮、茄子漬け、トマトとオクラのサラダ、ぜんまいの煮物、そうめんカボチャの辛し和え...だったかな。
すさまじく美味い! なんだこれは!ほとんど全部自分の畑で穫れたものだそうな。ここにお茶碗いっぱいの魚沼産こしひかりが投入されると米好きの俺にはもうたまらないヘブン状態なのである.......いわゆる「ハレの料理」ではないんだろうが、都心でこれが食えるなら、俺はその店に毎日通いたいくらい。特に茄子の漬け物は美味過ぎてご飯が進み過ぎて困った。市販のあらゆる漬け物とは違う...素朴で...でも野趣溢れる味がした。
茄子にキュウリにオクラ、そういった一般野菜にまじって、 神楽南蛮という特殊な青唐?があった。ピーマンとは違ってなんかギュッと凹んでいる。魚沼地方の伝統野菜なのだとか。機会があったら食べてみたいものだ。
いよいよ始まる親戚参りは長男家(長老)から。お家に入ったらお嬢様がお出迎え。
御年24歳!うまく鳴けないしおむつもしているけどオーラすごいなあ。俺もがんばらないと....
ってなわけで、カチコチに緊張して吃るが、なんとかおみやげを渡す(注:猫にではない)。
次は元中学校の先生をやっていた叔母様に面談(先生だけに)。マイペースな方でなかなか切り出せなくて困った(笑)
お茶をいただく。これも「大阪屋」という名前の割には新潟のお菓子らしい。なかなか美味い(お前ご飯2杯おかわりしてなかったか...?)
写真はありません。
すごーく雲をつかむような話。ずいぶん早いうちに亡くなられた叔母様3。 嫁いだ先の家の名前もうろおぼえ。寺もうろおぼえ。頼るは叔母様2のヒントのみ。そんな状態でググりながら車で1時間は走っただろうか。なんとか寺に辿りついてお参り。私も一応ご報告ができました。
帰り際、お寺の住職さんに呼び止められて少しお話をする。お年を召した住職が、いくら檀家とはいえ、墓に入る前の人の情報を少しずつ会話の端から思い出し、叔母と旦那がどういう人生を送ったのかを少しずつ語ってくれたことは本当にすごいと思ったね。叔母は確かに可哀想な顛末だったけれども、旦那は(以前聞いていたような)非業の死を遂げたわけではないようだ、ということはわかり、一同安堵する(ー人ー)
その間、出された水ようかんを1人バリバリあけて食べるお母様マジマイペースマイペース.........(汗;
昼食にへぎそばを食べようということになり、また少し走って、「わたや」という店に着く。12時前に着いたのだが、もう駐車場は満杯でかなりの人気店のようだ。
へぎそばは、小麦粉ではなく布海苔を「つなぎ」につかった珍しいそば。 お父様の言うトリビアでは、地元で盛んだった織物を作る行程で必要だった布海苔が、ついうっかりそばに混じって爆誕したらしい。
お味は.... つるつるつる〜という滑らかなのどごし が特徴で、いくらでもいけちゃう感じ。つゆ無しで噛むとふわっと(気のせいかもしれんが)磯の香りがする。まあ十割蕎麦マンセーな人間には向かないが俺は十分美味しいと思ったね。一方天ぷらは...まあ普通かな(笑)
法事まで時間がなくなってきたので、叔母様1宅にご挨拶し、ここで着替えさせてもらう。兄妹の中では最高齢のはずだが、トイレとか廊下とかすごい綺麗にしててすごいなあと思った。
法事の後は遠方から来た家族は全て同じホテルに....写真はとってないけど 外見が完全にラブホ であり驚愕する。しかも年寄りが沢山いるにも関わらず エレベータもなく 、荷物運ぶにも一苦労。送迎も一切手配されておらず、若い者がピストン輸送する始末。
.......聞けば、普段は新潟に住んでいない長老家の長男(通称公務員)がネットで予約したものであり、商売人が多い家系の中で、気の利かない公務員はたいそう株を落としたそうな...めでたしめでたし(めでたくない)
文句を言いつつチェックインしてしてから街の居酒屋へ。
これがまた....料理が不味い。予約したのは例の公務員。ちぐはぐなお通し。萎びた刺身。食べるとジャリって言うそばなど(笑)
景気付けに石原裕次郎二十三周忌の芋焼酎があけられる。 30度オーバーのスーパー辛口。口から火を吹きそう。
しかし本当に大家族なんだなと....宴会を眺めながら実感していた。
二次会は駅の反対側のカラオケスナックで長老の88歳米寿祝い。2番目の叔母さまが模造紙で「祝!○●○●様」みたいなポンポンのついた横断幕を作ってきて驚愕。それをカラオケスナックの壁に貼る根性にも驚愕(笑)
やービビった。みんなカラオケのうまいことうまいこと。 コミュ症で音痴の俺には針の筵であった(汗;
三次会は男だけでみたいな雰囲気になったので....いきがかり上....俺も参加することに(汗;
(長老は帰りましたが)長老は市議会議員か何かをやっていたらしく、心当たりのあるスナックにボトルでも入ってないか調査するが ことごとく撃沈 する。ですよねーそんなにうまくはいかないよね(笑)
一同面倒くさくなってきたので「えいやっ」ってスナックにはいると.... 時間が昭和でとまってしまったような店。ドアをあけると「むあん」と暑い店内。80は逝ってると思われる妖怪ババアが2匹。すごく狭い店内なのに なぜかある畳のお座敷 。極めつけは れえざぁでぃすくからおけ ........すさまじかった。これは写真をとれなかったのが悔やまれる。
場所を教えると、お母様をホテルにおいてきた彼の人が、いとこのNちゃんと共に、この妖怪の巣窟にやってきた。
歌えない俺はNちゃんに質問攻めにあう。このとき俺は、宴会でビール、日本酒、30度オーバーのイモ焼酎、2次会と3次会でウイスキーの水割りというクワッドチャンポンをやってしまっていて、ほぼ通訳が必要なほどのうつろな状態でまともに答えられなかった。
覚えてるやり取りは...趣味がないという流れで 「何が楽しみで生きてるの ?」「ゴルフの打ちっぱなしとかパチンコとかカラオケとかいろいろあるじゃないの」 みたいなことを言われてカチンときて
とか答えたような気がする。今考えるとハッキングはダメだろ.....まあするけどさ。
でも、なんとなくわかったんだけど、「酒は飲まず、タバコも吸わず、ギャンブルもやらず、平日はまっすぐ帰ってパソコン三昧」という人種は、ネットには沢山いるが(笑)新潟の片田舎には存在しないのかもしれないなあ。
いわゆる田舎の漢のスタンダードは、ギャンブルであり酒でありちょっと”ハイソ”な趣味がゴルフなのかも?偏見はよくないが、考えてみれば小さな田舎街なのに(フィリピーナのいるパブも含めて)スナックだけは数十件あった事実は、人口比考えるとおかしすぎる。
いやぁ偉い、偉いよ。ミッション?ノルマ?カルマ?とにかくお疲れ様でした。私なら最初の30分でギブアップしてますわ。
昭和の歌くらいは歌えるようにしておこうとかマジで思いました。
銭形平次とか高校三年生とか(ぉ)