ずばり1Uラックマウント可能なサーバを自作する marqs blogの真似です。
[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ‾スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)(安井 真伸/横川 和哉/ひろせ まさあき/伊藤 直也/田中 慎司/勝見 祐己) |
上記の本を読めば自動的に「サーバーリモート管理と言えばIntelのAMT!AMT!」...とIntelプラットホームに決まるはずなのだが
になってしまうのが俺の駄目なところだ。
というわけで土日をフルに使って秋葉原中をかけ巡って、ハンドキャリーでサーバー3台分のパーツをかき集めていたという寸法ですわ。1UなのでP55/H55にビデオカードが差せないというところが全ての問題の発端なのだけど。マジでCPUにGPUニコイチ統合とか誰得だよなあ。面倒くさい。
はてなのよう百台単位で作るなら板金屋さんに頼んでもペイするのかもしれない....けど、数台では全く無駄。セルスペーサーの圧入?(PCケースのマザボをネジ止めする飛び出した部分、と言えば伝わるかな)だけはやりたかったが....まあIDCに置くわけじゃないし、両面テープと瞬間接着剤(笑)でなんとかなるかな〜と思ってこれにした。 MIDDLE ATLANTIC U1。 なんと2000円 ちう激安価格。一応、リアには金属の折り返しが付いていて3,4Kgくらいの部品ならたわまずに載せられそうだ。
マザボはそのまま載せるとDIP部品が接触して燃えるので、M4x5の溶接ナットを土台代わりに使うことにした。要するにこれをセルスペーサーの代わりにしたってわけ。
で、何が失敗したかってーと..... 高さ
サーバー向けでは全く必要のない7chオーディオ端子が邪魔をするんだぜ(笑)こんなこともあろうかと、マザーボードは3種類買ったのだが、
DrMOSの低消費電力が魅力のMSIがまさかのヘディング(写真中段)。 いやなんでこいつだけオーディオ端子1mmほど高いの....他の2つは大丈夫なのに。
さらに電源も。はてな謹製サーバだと Enhance Flex300を使っているのだが(写真一番下)、 秋葉原中駆け回っても同一電源が九十九本店2Fに1台しかなかった。
ここの売り場の兄さんが親切な人で、在庫調べてもらったりしたんだけど。ワット数は少ないものの、 Seventeam ST-220FAB/24が使えそう という情報までいただいたので、これを買ったのね。 でも、Seventeamは微妙に大きく(写真上と中段)、粘着テープを貼ると40mmの高さ制限を超えてしまうのだ....なんて微妙な....。ケーブル取り回し含めて1Uに納めるのは想像以上に大変ということがわかった。
なんとか組み上ったものの、さらに1Uは無理あるなあと思ったのは当然 熱。 CPUは以下の3種類を買った。
TDP(熱設計枠)を見れば、明らかに620が爆熱で苦労....と思われる でしょうが、実際にラックマウントして重ねてわかったのは Phenomの爆熱っぷり でした。なんていうんだろう、 もうとにかく熱い。CPUコア電圧を限界まで下げれば...と思ったら、 最初から1.15Vとかになってるし訳がわからん。BIOS読みでどんどん 温度があがって70度超えたので慌てて扇風機あてて電源切った。 マジ危ない。
AM2/3の1U低背クーラーで入手性が高いもの、というと、 Slim Silence AM2しか選択肢がない状況なので、 回避方法は 2Uあける 以外になかった.....どうしようもない。 この時点で1Uサーバの野望は潰えた。
一方で意外だったのは 95Wのはずの620の冷えっぷり デフォルトではそこそこ熱いんだけど、CPUコア電圧 超盛り(確か1.35V?)を止めて、1.175Vにしたら熱も出ないし クロックは高いし、かなり良い子でした。これ1万円切ってるのは マジお得だわ〜
もちろん605eが一番冷たい(もはや冷たい)んですけどね.... むしろ仕事しているのか怪しいほど冷たい。
一応これならいけるだろうという部品表を置いておく。
だいたい7.5万円以下になるはず。
まあ、早くも後悔しているのはDirac DIR-2221-SRAIDEかな。AHCIで使えないらしいからTrimコマンドとかSSD関連の拡張コマンドは全部未対応なのか??せっかく正規代理店版X25-M買ったのに無駄なのだろうか(´・ω・`)