«前の日記(2012-05-27) 最新 次の日記(2012-06-09)» 編集

ぱぱネット(仮)


2012-05-30 ブートシーケンスは一触即発 [長年日記]

_ [Linux] Debian squeezeのgrub v2が面倒

ちょっとめんくらったのでメモ。

grub2って...lennyのころからあったような気もするが定かではない。書式が完璧に書き換わっていて大変困りました。ほんの少しカーネルベースでメモリ制限をかけたかっただけなのに。 Wikiを見て勉強.....

  1. 従来の /boot/grub以下は手で編集してはいけない
  2. 代わりに/etc/grub.d/以下の10_linux,40_customファイルを編集する
  3. 環境変数は/etc/default/grubに定義済み(10_linuxで使われる)
  4. update-grubスクリプトを実行すると環境変数、設定ファイル、カーネルパッケージに置いた静的情報をコンパイルして/boot/grub以下を自動生成する

こういうことらしい。 しかし、ここまでわかっても、結局のところ、/etc/grub.d/10_linuxなどの シェルスクリプトを読まない限り どういうテキストが/boot/grub/grub.cfgに書き込まれるかは、わからないわけですか。

で、件のメモリ制限〜たった"mem=2000m"という9文字を追加する方法〜は、以下の2つ。

/etc/default/grubのGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTを書き換える

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet mem=2000m"

/etc/grub.d/10_linuxの該当行付近を書き換える

   linux_entry "${OS}" "${version}" false \
      "${GRUB_CMDLINE_LINUX} ${GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT} mem=2000m"

_ [雑記][Linux] 本家は?

こういうのディストリビューションごとに覚えるの嫌だな。結局面倒が増えただけじゃないの?と思って、ふと気になってbzr branchして本家GNU Projectのgrub2のソースコードをダウンロードしてきた。

すると、本家utils以下に雛形が含まれていた。各種ディストリビューションでばらつきの大きかったブートコンフィグの追加の手順やツールが、一元化される可能性が高まった......という理解でいいのかな?

まあ最近は仮想化やらなんやらで逆にカーネル入れ替える頻度が増えているから、自動化のためならこのくらいの手間は惜しんではダメということかも。


2001|04|
2006|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|03|04|05|10|

[BANNER]
このサーバーをもう12年も維持しているかと思うとめまいがしますよ。
ツッコミ機能は、ハンドル名が完全日本語じゃないと登録できません。
また、本文にURLが含まれていても登録できません。
いずれもSPAM対策です。
[Panda Papanda]
2012年
5月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

[Papanda]  [Kuma]  [Tomorin]  [Iron]  [Eiza]  [Dokkin]  [Honya]  [Zyou]  [Tsuyo]  [Bike]  [KoeBBS]  [Chukei]  [portal]  [tvmatome]  [KaoPaku] 

訪問者数:(11778+2560143)