「え」氏のPC自作請負。まず一通り買うつもりのパーツを説明するが・・・一番説明が困ったのがOSだな。
彼はOS仮想化技術に興味がある。ゲストOSでちょっとLinux動かしたり、反対にMeを動かしたりしたいらしい。さらに、これから3年以上使うつもりなのでVistaを入れておきたい。となるとCPUは仮想化アクセラレータのあるCore 2 Duoで決まりである。
しかし、VirtualPC2007無料版をインストールできるのはVista BusinessとUltimateとEnterpriseのみ。一応Aeroレディにしておきたいとすると、もうUltimateしか選択肢がない。DSP版で2万7千円・・・たけえ。
今はDDR2がすごく安いから4GBくらいは簡単に搭載できる。しかしVistaの32bit版では3GB強しか認識しないことは、一般人には全く知られていない。じゃあ一挙に64bitだ!と思うと、今度は各種ドライバ互換性の問題が生じる。
特にPCI世代の古いキャプチャカードを流用しようとすると、ほとんど無理というレベル。ドライバには全くバイナリ互換性がないから、対応ドライバがないと絶対に動かない。しかし、これも理屈を説明するのが大変である。
実は製品版のUltimateパッケージを買うと32bit, 64bit両方入っているのだが、OSのみでPC本体の額を上回らんばかりの価格なので買えない。DSP版でも両対応してくれればいいのに・・・・
ついでにマルチモニタを薦めてみる。マウスカーソルが右端を越えて、第2モニタの左端から出てくるのを見たら、さすがに驚いた様子。しかし購入には至らなかった。残念。
こういう記事も見付けましたえーと...ゲストOSでVista Homeが使えないばかりかWindows DRMも使えないんですか!。ゲストOSでGyao!も見れないのか....。
まあ、企業としての側面を考えると、PCの物理台数が頭打ちになっている現状で、仮想化こそがOS販売を加速する唯一の逃げ道だから、必死なんだろうなあ。
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