誰が言い出したか知らないが世界三大珍味の一つ。
別名「黒いダイヤ」とも呼ばれ、ピンポン玉大の 1つが2万円 することも珍しくはない。イタリア産の最高級トリュフは 1900万円 で落札されたこともあるそうだ。
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仕方ないので 中国産 を取り寄せることにする。 ヒマラヤ(中国産)ではなんと 1個500円くらい 。 日常の具と考えるとかなり高いが、フランス産やイタリア産とは比較にならん安さだ。むろん、香りなどは及ぶべくもないだろうし、そもそも同じキノコであるかさえ怪しいわけだが・・・まあ雰囲気だけでもトリュフです。
まずトリュフバターを作る。漫画だと詳しいレシピが書いてある訳ではないので、分量等は全て適当です。
無塩バター150gをスライスして100gと50gに分ける。トリュフ1個は荒微塵。フライパンにバター50gを投入し弱火、溶けた頃合でさっとトリュフを炒め、ボウルに残った100gに混ぜる。上からパルメジャーノ30gを摩り下ろして加えて少し練る。後は冷蔵庫で1晩。
パスタ120gは沸騰してから塩を入れたたっぷりのお湯で茹で、トマト1個は軽く湯向きしてザク切り(※漫画ではそのまま切って入れていた)。トマトの水気は切っておく。
フライパンにオリーブオイルを少量入れ、昨日のトリュフバターを半分(70gくらい?)投入。すぐに良い香りがしてくるので、湯切りしたパスタとトマトを加えてさっと混ぜ、天然塩(ソルトミルを通してない荒いもの)をほんのひとつまみ(2gあるかないか)。無塩バターでない場合は、塩は加減してください。
そして、すぐに火を止める。
中国産トリュフ、西友バリューの無塩バター、安売りパスタ・・・はあ?なにこれ食えるの?・・・
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残念ながら中国産なので近づいただけで煙るような香りはないけど、かなり単純においしかった。カビ臭いという人もいるけど、俺はこの匂い好きだわ。
調理工程にも問題があったかもしれない。 漫画だと生のまま下ろし金で摩り下ろしていたけど、 中国産に衛生上の不安 があって、俺にはできなかった。きっとフランス産の一流品をバターに摩り下ろして混ぜれば、すごい香りがするんだろうなあ。