Rec-POT HVR-HD160Mという旧機種を2万円で落札。これ、要するにデジタルテレビと組み合わせて使うHDDレコーダである。DVD書き込み機能などはないが、その分スリム。
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今、地デジチューナ内蔵DVD/HDDレコーダが5万円切ってるのに、こんなの買う必要あるの?といわれると答えに困る。しかし接続が単純であることと省スペースなのは、十分特徴的と言えよう。対応機種しか無理なんだけど、デジタルテレビとはi.LINK(IEEE1394)ケーブル1本でつながるのがメリットだ。映像・音声の区別はない。
最近、松下のVIERA Linkやシャープのファミリンクというように、特定メーカのテレビとレコーダの組み合わせのみ、テレビのリモコン一つでシームレスにレコーダも操作できる、というのがちょっとした流行である。
しかしi.LINKは何年も前からこの環境を実現していたんだよね。現実に、私のLT-37LC85というテレビでもレコーダ用のメニューが出てきて、普通に操作できました。
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使ってみると、早送りなどの操作はパネルを十字キーで選択する方式なのでタルいけど、機能的には全く問題ない。EPGはデジタル放送の奴がそのまま使えるし、画質は放送そのもの(TS記録だから)だ。これでなぜ流行らなかったのだろうか・・・・
東芝REGZAは専用のイーサネット端子に接続した、IO-DATA等の NAS(LAN HDD)へ録画する機能がある。
実はNASではなく、samba共有が使えればいいから、普通のPCへも録画ができる。なんだ、こっちの方が優れているのではないか?と思うわけだが、 この機能には少し罠がある。録画データは暗号化されており、同一テレビ(型番はおろかその本体そのもの)でなければ再生できないのだ(むろんPCも無理だ)。つまり、テレビを買い換えたら今まで録画したデータは二度と再生することはできない。まあ容量のデカイHDDが安価に増設できるのはメリットだが、可搬性ゼロというのはいかがなものか。
i.LINKの方は可搬性を備える。POTを別の機器(松下のBlu-rayレコとか)に接続して、将来的にはBDに焼くといったことも可能だ。データの取り出しがきちんと保証されている、というのがメリットである。欠点はとにかく高いのと既にレガシー扱い(笑)というところか。 新品だと 250GBで4万円って ちょっとムチャな価格設定じゃないっすかね・・・。160GBでいいから19800円だったら、テレビとセット提案すれば馬鹿売れしそうな気がするんだが、どうでしょうIO-DATAさん。
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