先日、ぱぱネットに参加してくれたtoga氏。本人は否定するが、 オーディオ機器やデジタルガジェットの金に糸目は付けないマニアである。
一昨日くらいにチャットでダベっていたら、"家庭内プチ有線"環境〜音楽ながしっぱなし〜に興味があるそうで、 こういう製品が話題にあがった。 Lgitech Squeezebox Duet。 いわゆるネットワークメディアプレイヤー...バッファローやIOから出ているLinkPlayerやLinkTheaterと同類 なのであるが、見た通りオーディオに特化しており、使い易いUIと高性能DACを積んでいるようだ。
このboxのサーバはSqueezeCenterという半オープンソフトなのであるが、基本はPCで動かすためのもの。 家にいるときは常時鳴らしておくということは、PCの消費電力やスタンバイからの復帰を考えると 少し頭が痛い問題ではある。
で、世間にはこのSqueezeCenter(前Slimserver)を 玄箱などのNASで動作させている先人達が沢山いるようだ。 つまり、ネットワーク共有ディスクとしてNASに音楽を貯めておき常時通電、音楽を聞くときは プレイヤーのみを起動すればよいということだ。
しかし、先人の知恵を活用して尚...
いや...ぼく自身がDebian GNU/Linux etchに不慣れなのもあるけど、玄箱HG自体が sargeからのアップグレードだったので、xfree86-commonとx11-commonとの競合とかlibc6のアップデートとか、 SqueezeCenterがperlとMySQLの最新バージョンを要求するとか、localesがインストールされなくて sambaでUTF-8が使えない(Windowsからコピーはできるし表示もされるから誤解した)とか、とにかく酷い目にあった。 Debianの優れたリポジトリも、メジャーバージョンアップ時は役立たないことを実感した。 結局、Linuxシステムを良く理解してないとこれはインストール不可能ですわ。
ただ、サーバソフト自体のクォリティはかなり高いようです。ちゃんと日本語化されてるし。 個人的にびっくりしたのは、LAN上のDLNAサーバ(一部マズイのでかくしてありますが)なども勝手に発見したことです。 音楽ファイルに限ってはいますが、DLNAサーバ内のブラウズもできました。これはすごい。
ここまで表示できていればPCをクライアントにして再生できそうなものですが.....できない。 実際には2ペイン表示になっていて右半分に「自動発見したSqueezeBoxのUI」が出るようです。 いわゆる3box-modelということで、サーバが送出、プレイヤーは受信機で、PCブラウザが「リモコン」になると。 もちろんぼくはbox持ってないから試せませんが....
SqueezeCenterの起動に2分くらいかかります。この間CPU90%食ってWeb画面がでなかったので、 設定環境をいろいろ見直してしまいましたが、どうもコンテンツの オートスキャン時間 のようです。 メモリもそこそこ食う ので初代玄箱レベルだと厳しいかも。 あとtoga氏が欲しがっている ロスレス圧縮はFLACネイティブしかサポート していないみたい。 PC使えば違うんだろうな、きっと。
個人的には「あったらおもしろいかな」とは思うけど、PCかiPod Classicに全曲入れておいた方が 面倒がないような気がします。身も蓋もありませんが(笑)