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kuma Diary

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2003-05-04(Sun) ポリネシアンの誘い

 日本国民の多くは知りませんが、860万神奈川県民のほとんどが知っているCMがあります。  県民の多くの支持を得ている42チャンネル、テレビ神奈川、そこで私が幼い時から今に至るまで、アニメの放送のとき、ベイスターズ戦の中継のとき、ヒットチャート番組のときにも、それは流れていたのです。そのCMとは…

ティキティキ〜!!!

(TIKITIKI)


 掛け声と共に流れる軽快な太鼓のリズム、踊り子が強烈に腰を振るフラダンスの映像、最後に一言「本格ポリネシアンレストラン、ティキティキ」。…正直私のこの文章だけではその鮮烈かつ破壊力あるイメージは伝えることできないでしょう。
 しかし、このCM、県民なら誰もが知っているのですが、その店自体がどのようなものか知っている人には、私は一度も会った事がありませんでした。
 果たしてTIKITIKIとはいかなる店なのか?!今こそ県民最大の謎を解き、そして我々の32年の疑問に決着をつける時が来たのではないか??!
 という訳でこの日、横浜駅から程近いビルの地下、我々はそこに立っていたのでした(BGM:川口浩探検シリーズのオープニング)。メンバーは私の他友人ともりん氏、新潟から帰省中のエイザ氏他数名。今、我々の目の前にあるのはTIKITIKI横浜店。何やらジャングルクルーズといったアトラクションを思わせるような店構え、そして我々は意を決して第一歩を記したのでした。周囲を見渡せば薄暗い店内、中にはその名の通り南国を思わせる装飾が施されており、サルやらなにやらが雄叫びを上げたり(←作り物ですが)突然雷鳴轟きスコールが降るといった演出がされていました。座席に案内された我々は早速メニューを眺めますと、パイナップルに盛ったたピラフなど南国を思わせる料理が並んでいます。お酒もカクテルを中心に南国ムードが漂っています。店オリジナルの地ビールというのもあり、こちらは黒ビールで結構いけました。
 そして、店に入って1時間ほどしたとき、店内にハワイアンな音楽が流れてきました。そう、TIKITIKIのTIKITIKIたる所以、それこそはこれから始まるダンスショーにあるのでした。ヘソ出し腰ミノなハワイアンな装飾をした踊り子の皆さんが店内を回遊しつつ時に優雅に、時に激しく腰を振りつつ踊られるハワイアンダンスに我々は思わず魅入ってしまうのでした。
 さて、それからさらに一時間ほど過ぎて、二度目のダンスショーが始まりました。しかし、今回は前回と違うところがありました…お客さんもダンスに参加!!
 という訳で我々の隣のグループの方が踊り子さんに誘われたのですがどうも嫌がって断った様子。…となれば我々には彼がいる!クマ町役場のリーサルウェポン、実践ギャグ担当の新潟ことエイザ氏が!!しかし、肝心の本人がどうも嫌がって拒否する態度を示しています。が、そんなものはこの際考慮には入りません。すかさず彼を指差し、

「スイマセーン、こいつが踊りたがっています!!!」


 勝利への第一歩は相手の退路を断つところにあります(笑)。
 そしてエイザ氏、ハワイアンダンスの命、腰ミノを装着!そしてレッツダンシング!!
 最初は動きがぎこちなかったのですが徐々に腰の回転率も上昇!周囲からは彼を絶賛する拍手と声援の波!!心は既にハワイアンか?!が、最後まで踊り子さんの動きにはついていけなかったようです。
 で、ダンシング終了〜。一時の熱狂が過ぎ去れば、エイザ氏は大切な何かを失ったような表情でテーブルに突っ伏してしまうのでした。
 という訳で我々は多大なる犠牲を払いつつも県民最大の謎を解く事に成功したのでした。が、世界は広い、我々は次の謎に挑むべく決意を新たにしたのでした(BGM:川口浩探検シリーズのエンディング)。 

…取りあえず次は、謎のローカルCMヒーロー、みさか路マンが活躍するほうとう屋、御坂路かな〜。