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kuma Diary

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2014-07-31(Thu)

_ 職場にて

私の周りは職務的に理系出身者が多いのだが…ブルーバックスの存在を知らない人が複数いた。ちとカルチャーショックだった。

_ ウチのチームは

ハンカチに負けるのかよ…。

一方、岡田選手がデビュー以来の無本塁打日本記録を更新。マリーンズの選手にはこういう謎記録がよく似合う。いや一芸(岡田選手の場合は守備と走塁の二芸だが)に秀でていればプロとして十分やっていけるしファンも応援するという良い例であろう。

ところで、試合後談話で伊東監督が「攻め方が徹底していない」といったコメントを残したようだ。これが自分的に引っかかった。

ここで時代をバレンタイン監督時代に戻す。当時の野球にはいくつか特徴があったが、その一つは「データに基づいて徹底した狙いを絞った攻め」ではなかっただろうか。バレンタイン監督は統計アナリストのポール・プポ氏を招聘しデータを解析、それを使いゲームを組み立てるという戦術を採っていた。それゆえ、ときとしてとんでもなく甘い球も絞り球と違えば悠然と見逃して三振なんてこともあったが、攻撃にせよ投球にせよ概ね成功していたし、故に日本一にもなった(なお伊東監督はピッチングについて述べていたのだけれど)。

さて、バレンタイン監督退任の際、私はここで「バレンタイン時代の良かった点をいかに次に引き継いでいくかが大事だ」といった旨を書いたと記憶している。しかし今回のコメントに触れると、どうやら当時あった組織的なデータ処理技術や、それを生かす戦略などは残念ながら失われてしまったように思われる。一度は成功した策を首脳陣交代で途切れさせることなく、球団として消化吸収し、個人の資質に頼ることなくチームの技術、能力として継承いくことが必要と思われるのであるが、これでは例え優秀な監督やスタッフが一時期は揃ったとしても結局は継続したチーム能力の向上にはならないのではないか。

別に「あの時代は良かった」などと言う気はないが、「なにが良かったか」を研究しチームにフィードバックするのは重要であると考える。

Tags: マリーンズ