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kuma Diary

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2014-08-01(Fri)

_ 渋谷再開発、超高層駅ビルは46階建て 20年開業

旧渋谷駅もいつの間にやらきれいさっぱりなくなってしまった今日この頃であるが、起工式とは早いものだ。

さて、東横線の副都心線直通で路線自体は利用客が増えたりしているのだが、渋谷駅の利用者は減少しているそうだ。今まで山手線に乗り換えていた客が副都心線に移ったのだから当然のように思えるが、どうもそれ以外に、今まで渋谷で買い物などで降りていた客が新宿や池袋まで乗り越しているようだ。

原因は地下化で不便になった渋谷駅での降車が嫌われているからだというのは容易に想像がつく。しかし みなとみらい駅や横浜駅を見てもわかるようにホームが地下深いことは設備さえ適切であればさほど問題はない。

一方今後再開発工事が進展すれば地上JR改札から地下3階東急線改札まで直通エスカレーターができるので不便さは解消される…となればいいのだが、現況を見ているとどうもそう簡単には解決しそうにない。

つまり改札から先の駅構内に問題があるからだ。ざっと挙げても以下のような問題点がある。

・ホームが狭い。ただでさえ狭いのにエスカレーター部の設備が必要以上にホーム上の面積を専有している。

・ホームからのエスカレーターが直線的に改札まで行ける配置になっていない。

・さらに通路をなるべく歩かないで移動できるルートが少ない上に、その通路にスロープが多い。

特に通路にスロープを設けるなど昨今のバリアフリーの考え方からすれば新設駅ではありえないと思えるのだが。そして残念なことにこれらは今後再開発が進んだところで解消されることはない。

最初の設計の際、例えば荷物を多く抱えた利用者などの存在など、本来であれば最優先とされる利用者の利便性と言ったものが重視されなかったのではと思える(エレベーターを使えばよいとの考えもあるだろうが、そのエレベーターが他の移動手段と比べて比較的利便性が高い位置に設置されているので一般客も集中しているのだ)。まさかあの模型を見ないと何物だかわからない地宙船とかいうオブジェの設置を最優先したとは思いたくはないが、この設計ミス(と言っていいだろう、多くの人が不満を持っているのだから)は今後の街造り、あるいは東横線の発展で致命傷にもなり得る要因である。できうる限りでの改善を望みたい。(…が、望み薄ではある)

個人的にはホーム階を地下4階にして改札からホームまでストレートにエスカレーターで降りれるようにし、田園都市線へは宮益坂改札回りか地下5階へ一旦降りてから地下3階ホームへ上がる構造にでもしておけばよかったのでは、と考える。